Clara Marcelli   2024.March

Clara Marcelli 2024.March

3月中旬に、イタリア、マルケ州の蔵元「クラーラ・マルチェッリ」の当主、エマヌエーレが来日。彼のワイナリーには2018年に夫婦で訪問し、約3日間滞在し共に過ごしたたこともあり、会わずにはいられない!と秋田から東京に向かいました。


彼のワインはすでに販売していますが、新ヴィンテージなどを贅沢に一気にテイスティング。改めて変わらない美味しさを実感!

白はパッセリーナやペコリーノなど、瑞々しくもミネラル感溢れる地場品種。赤はマルケ州を代表する、モンテプルチアーノやサンジョヴェーゼなどを造っています。

日本が大好きなエマヌエーレは何度も来日していますが、今回は7年振り。こうして再会し、元気な姿を見れて本当に嬉しいです。


東京試飲会にて

夫が以前東京で働いていたレストランは、どちらかというとクラシックなワインを扱うイタリアンレストラン。
お客様もスタンダードな味わいのワインを求める方が多かった中、エマヌエーレのワインは正統派も納得するしっかりイタリアらしさを表現したテイスト。
もちろん栽培もワイン醸造も自然な造りですが、幅広い層のお客様に支持されています。



カジュアルに楽しめるワインから生産量の少ないスペシャルなものまで、幅広いラインアップのワインを造っている彼らですが、
特筆すべきはトップキュベの『ルッジネ』。
2014年ヴィンテージはなんと、イタリアのワイン評価本「ヴィロネッリ」にて、17000本の中からわずか10本のワインのみに贈られる「Sole」(テイスターが特に感動したワイン)に選ばれています…

ルッジネ 2014

これからの季節にぴったりな、ミネラリーな白ワインに、肉料理には間違いないのが彼らの赤ワイン。
食事を合わせて初めてイタリアワインの良さは引き立ちます。

是非お試しください♪

【生産者情報】
海と山の恵みを存分に受けているマルケ州は、有機農業と地ぶどうの栽培はイタリアNo.1。自然派ワイン生産者が続々と誕生することから、マルケ州の自然と気候の素晴らしさが分かる。
そんなマルケ州の最南、アスコリ・ピチェーノ県カストラーノ村に、クラーラ・マルチェッリの畑はある。
中世の建築物や当時の面影が残されている、とても美しい小さな芸術の街。
海まで14km、アペニン山脈まで15km、標高250~280メートルにある彼の畑は、日照時間が長く、日中の寒暖差大きい為、ぶどうには最適の条件。

その代々続く農園を、エマヌエーレとダニエーレの天才兄弟が引き継いでいる。
母の名前をとり『クラーラ・マルチェッリ』と名付けた。
農園の仕事とは別に、田舎暮らし促進、環境保護、地域活性化の為に建築家としての顔を持つ2人。
マルケ州内の古い農家をアグリツーリズモへ改築、店舗やレストランの内装デザインをしている。

時を経ても変わらない「本物のワインと美味しさ」を追求しているという。
『自分だけのスタイルを持ち、価値あるモノを創りだす』
これは建築家とワイン造りの共通点であり、天才兄弟の目指す夢。

写真:2018年訪問時


彼らが設計した美しいセラー


樽で熟成中のワインをテイスティング


地元のお店でディナー


起伏のある景色がきれいなブドウ畑

宿泊した可愛らしいコテージ。こちらも彼らの設計。


★夫のお薦めワイン
コルブ 2019
ソムリエ時代、ワインリストから外すことのできなかった人気赤ワインです。肉料理との相性抜群!

☆妻のお薦めワイン
イラタ 2020
海を感じる塩っぽさのあるミネラリーなニュアンスが食欲をそそります。マルケ州の地場品種ペコリーノが好きになるきっかけとなったワインです!

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